現金

JALへの投資と市場評価

JALへの投資を考える場合どのようなことを判断材料にしたらよいのか考えてみました。
まず、JALは従来より国内最大手の航空会社として旅客運行事業を行なっており、現在に至りますが、2010年にはJALグループを運営する株式会社日本航空は経営破綻に陥り、東京地方裁判所に会社更生法の適用を申請したことで、企業再生支援機構の支援のもと更生会社として再スタートすることとなりました。
上場廃止となった日本航空は、2011年荷更生期間終了を迎え、2012年には再上場を果たしています。
この企業への投資を考える際に注意しおくことがあります。
国内トップ企業として君臨していたJALがなぜ、経営破綻となったのかと言えば、元々半官半民という態勢でスタートしてこの企業が、官僚体制でありコストにあまり目を向けておらず、業界最高の給与を支払っていたことや、運行に使用する旅客機が大型で最新鋭の飛行機で導入コストが高いこと、さらに燃料を海外に頼ることや、為替リスクがもろに掛かってくるなど、様々な要素が企業にダメージを与えていました。
現在では、ずさんな管理をしていた旧経営陣は全て解任となり、新体制としてスタートしていますが、投資家の評価はまだまだ厳しいものがあるでしょう。
評価する点として2015年の売上は若干でありながらプラス、営業益に関しては大幅増となっており、原油安やインバウンド効果が大きく影響していますが、円安の進行や中国経済の減速などが懸念材料として残ります。
ただ、旧体制で作った債務を更生計画に基づいて一部帳消しとして再生を図り、再上場への道筋となったことは紛れもない事実で、自己再生したわけではない側面から、JALへの市場評価は厳しい状況となっています。